いつもデコレーションマーケットをご愛顧いただき誠にありがとうございます。
今回は前回紹介しきれなかったラミネートフィルムや
インクジェット出力に必要なアンダーフィルムなどをご紹介します。
加工時のよくあるトラブルなどについても紹介していきますので
是非最後までお読みください。
インクジェット資材一覧はこちら
フロア用ラミネートフィルム
【フロア用ラミネート】
商業施設や公共の場での広告や誘導に使用されているフロアサイン。
特に順番待ちで使用される「ここでお待ちください」の表示は
いたるところで目にするようになったかと思います。
フロアサインをインクジェット出力で制作する際にインクジェットメディアに求められるものは
長期使用ではしっかりと貼りつく粘着力。
短期使用では剥がしても糊が残らない再剥離性。
ラミネートフィルムに求められるものは耐摩耗性です。
ここでは短期用のラミネートにフォーカスしてご紹介します。
●高級感のあるマットラミネート「BE810M-F」
屋内短期用のマットラミネートフィルム
梨地調の表面をしており深いマット感があります。
防滑性にも優れており、レジ前の待機場所案内や誘導サインにも使用いただけます。
価格も比較的安価で多くのお客様にご利用いただいおります。
品番:BE810M-F
規格:1380mm×30M
KJR6500LTGはこちら
●傷や汚れに強い「BE550シリーズ」
屋内短期用のPETラミネート。
表面にはハードコートを施しており傷や汚れに強くフロアサインに最適です。
PETならではの高い透明度と光沢感があり、家電量販店のフロアサインで採用されております。
その透明度からウィンドウ用サインのラミネートとしても使用されます。
また、段差追従性に優れた粘着剤を使用していますので*シルバリングの発生を軽減します。
品番:BE550G(グロス・透明PET )/BE550M(セミマット・透明PET)
規格:1370mm×50
※シルバリングとは
ラミネート加工時にラミネートの圧着が弱い、もしくはメディア表面の凹凸に
ラミネートフィルムの粘着剤が追従できない場合に発生する微小な空気の
噛み込みによる白化現象の事です。
「BE810M-F」や「BE550」と組み合わせてフロアにも使用実績のある
インクジェットメディアを一部ご紹介いたします。
※フロア用インクジェットメディアではございませんのでご注意ください。
●3M社製の安価塩ビ「IJ1220シリーズ」
中期用の再剥離塩ビメディア。
弊社でもトップクラスの売上を誇る3M社製の同商品。
サイン・ディスプレイ業界でこのメディアをご使用いただいている方はかなり多いかと思います!
強粘着再剥離糊で、施工性の良いコンプライ、不燃認定品などバリエーションも豊富。
フロア用ラミネートフィルムと併せて床に施工するケースも見受けられます。※要下地・貼り付け期間確認
屋内外の看板やサインでも使われることの多い同商品をフロア用に転用することで
余分な在庫を持つ必要がなく低コストでフロアサインを作成できます。
品番:
IJ1220-10(グロス・強粘着再剥離)/IJ1220-20(マット・強粘着再剥離)
IJ1220C-10(グロス・コンプライ)/IJ1220F-10(グロス・強粘着再剥離・不燃認定品)
IJ1220CF-10(グロス・コンプライ・不燃認定品)
規格:
1370mm×50M
IJ1220シリーズはこちら
●再剥離性抜群!!「KJR1023DTGR」
中期のマット塩ビメディア。
弊社で取り扱っているメディアの中でも随一の再剥離性を有しています。
また、グレー糊を採用しているので隠ぺい性にも優れており
フロアPOP等の屋内サインにはこちらのインクジェットメディアがおすすめです!!
品番:KJ1023DTG(中粘着再剥離グレー糊)
規格:1370mm×30M
KJR1023DTGRはこちら
このほかにもフロア専用メディアとして
屋外のアスファルトに使用できるアルミ蒸着のインクジェットメディアや
置くだけで簡単にサインが完成する微粘着のインクジェットメディアなど
たくさんのフロア用インクジェットメディアがございます。
こちらは今後追加していく予定ですので楽しみにお待ちください!!
アンダーフィルム
アンダーフィルムは、ラミネート加工をする際にラミネーターのローラー部分への貼り付きを防ぐために使用される使い捨てのフィルムです。
インクジェットメディアがラミネートフィルムよりも小さい場合に使用されます。
インクジェットメディアの幅がラミネートフィルムより広い状態でラミネート加工した場合、
ラミネートフィルムの糊が機械に付着してしまい、うまく加工ができなかったり
機械が故障したりする原因となってしまいますので、このような場合には必ずアンダーフィルムをお使いください。
デコレーションマーケットではOPPタイプとPEタイプの2種類のアンダーフィルムを
取り扱っていますのでご紹介いたします。
●「アンダーフィルムPE」
PEとはポリプロピレンと同じくオレフィン系のプラスチックです。
非常に柔らかく、安価でシワになりにくいのが特徴です。
品番:アンダーフィルムOPP-NEW
規格:1410mm×400M
アンダーフィルムPEはこちら
●「アンダーフィルムOPP-NEW」
OPPとは、Oriented Polypropyleneの略称です。(日本語では2軸延伸ポリプロピレン)
ポリプロピレンを縦方向と、横方向の二つの方向に引き伸ばし、透明なフィルム状にしたもので、引っ張っても伸びないのが特徴です。
PEよりも静電気が起きにくいのも特徴です。
品番:アンダーフィルムOPP-NEW
規格:1400mm×400M
アンダーフィルムOPP-NEWはこちら
トラブル防止のために知っておきたい知識
インクジェットメディアの出力時や、ラミネートのマウント時に
シルバリング(気泡の白化)やコックリング(波打ち)などの
様々なトラブルに遭遇したことがあるかと思います。
ここからはよくあるトラブルや、そのトラブルを引き起こしにくい製品についてご紹介していきます。
●コックリング (波打ち現象)
コックリングとはインクジェットメディアが保管中または出力時に
水分を吸収して波打ってしまう現象のことを言います。
保管時には部屋の湿度が高い状態での保管が続いてしまうと発生することがあります。
出力時にはインクの量が多くなるベタ部分や、水分を吸収しやすい薄いメディアを使用している時に発生してしまうことがあります。
出力時であれば
・インクの量を減らす
・ヘッドの高さを高くする
以上のような方法で改善するケースもありますが
発色が変わったり印刷品質が低下したりと別の問題が発生してしまう恐れがあります。
そこでおすすめしたいのが「KJR6000シリーズ」
中長期用の白塩ビメディアで
コックリングを防ぐために170μの厚みのあるセパレートを採用しております。
厚みのあるセパレートを採用することにより、波打とうとするインクジェットメディアに
追従することなく均一に伸びた状態を保ってくれます。
さらにKJR6000REGは白度が高く、色味を正確に出したいグラフィックに最適です。
寸法安定性の良い、デコマイチオシの白塩ビメディアです!
品番:
KJR6000STG(グロス・強粘着)/KJR6000REG(グロス・再剥離)
KJR6001STG(マット・強粘着)
規格:
1370mm×50M
KJR6000シリーズはこちら
●シルバリング(気泡の白化現象)
シルバリングとはラミネート加工時にメディア表面とラミネートフィルムの間に
空気が入って小さな斑点状に白化する現象の事です。
原因としては
・ラミネート加工時にラミネートの圧着が弱い
・メディア表面の凹凸に粘着剤が追従できない
以上のような場合に発生します。
気温が追従性が落ちやすい冬場には多い現象です。
そんなシルバリング対策におすすめのラミネートフィルムが「BE960G」です。
中長期用塩ビラミネート。
追従性の高い粘着剤を採用しており、インクジェットメディア表面の微細な
凹凸面にもなじむのでシルバリングの発生を軽減してくれます。
グロスとマットの二種類を取りそろえている且つお求めやすい価格で
多くのお客様に愛用されているラミネートフィルムです。
品番:BE960G(グロス・中長期) BE960M(マット/中長期)
規格:1380mm×50M
BE960シリーズはこちら
気になる製品は見つかりましたか?
ラミネートとアンダーフィルムとインクジェット出力の加工時に起こりやすいトラブルについてご紹介いたしました。
デコマからサンプルロールもご請求いただけるように、商品ページを改修中です。
現在掲載されていないインクジェット資材でも、取り扱い商品はまだまだございます。
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